ボーイスカウト運動の目的は、人種、宗教、言語の違いを超えて、世界中の若者を組織し、深い友情を育むことで、世界平和を実現することです。この目的を達成するための一つとして、1985年から今日に至るまで川崎市と姉妹都市の米国メリーランド州ボルチモアのボーイスカウトによる「ボルチモア・川崎市 姉妹都市スカウト交流プログラム」が展開されています。
この交流は1985年7月に第一回の派遣隊を川崎市から派遣したことに始まり、それ以来毎年交互に互いの都市を訪れ、二週間にわたる合同キャンプやホームステイを通して互いの文化を体験し国際社会へ飛び出す青少年を育成します。

今年は40周年を迎えるとともに第31回派遣隊が来日しました。私たちはこの交流が未来へと受け継がれ、さらに発展していくことを願っています。



■交流実施実績
■事業報告冊子
■Baltimore-Kawasaki Delegation誕生の歌
1985年夏、川崎市・ボルチモア市スカウト交流派遣プログラムが始まった。
今から40年も前の出来事として記憶に留めるものだけでなく、今もなお、両市のスカウトたち、ホストする家族たちが楽しく集うプログラムとして定着した。
何もかも、手探りで作り上げたあの頃、国際交流が今ほど一般化していなかったときに、あふれる情熱と勢いだけを頼りに始めたものの、切れ目ない試行錯誤の連続で私たちはより良い交流派遣となるよう知恵を絞った。
川崎とボルチモア相互の関係者が真剣に議論を重ねたその時に、様々な想いが交錯してこんなフレーズが浮かんだ・・・
『このプログラムが長く続けられることを願い、そして国境を越えて手をつなぎ、共に平和な世界を築きあげよう。そんな未来を一緒に作ろう!』の願いを込めて作った言わばこのプログラムのテーマソングである。
➤ Make a Peaceful World (1987)
➤ Pepsi Boys Coming (1988)
■歴代交流シンボルマーク

■40周年記念 第31回Baltimore派遣隊来日紹介
2025年7月19日~8月3日にかけて交流開始40周年を記念して16人の第31回Baltimore派遣隊が川崎市を訪れました。2週間にわたる滞在はホームステイをベースにした日米合同の富士登山とFunny Bear Campと呼ばれる合同キャンプをとおして日本の文化を体験しました。
また、この交流事業では期間中における参加者の健康管理を目的として、聖マリアンナ医科大学による医師の派遣や緊急時の受け入れなどのご支援をいただいております。

■Welcome Partyしおり
■40周年記念 第31回交流の写真













